【書評】「NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」

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どうも!わてぃー(@watalog2020)です。

悩んでいる人

普段の仕事に参考になるようなおすすめの本ないかな?

という風に悩んでいませんか?

そんな人に読んで欲しい1冊があるんです。

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」という本。

なぜなら、現在日本でも大人気のNETFLIXが、全く無名の状態から世界的な企業になるまでの創業秘話が書かれていて、普段働いているサラリーマンの方にとっても参考になる内容だからです。

本の内容としては、NETFLIXが創業した1997年から、日本に上陸する前の2012年くらいまでのことが書かれています。

特に、普段サラリーマンをしている方やNETFLIXが好きな方におすすめしたいです。

すでにこの本を読んでいる人は、内容の復習として

まだこの本を読んだことがない人は、この記事を読んで興味を持ってもらえたら嬉しいです。

目次

本の概要

本の出版年など基本的な情報は次の通りです。

  • 【出版年】2019年6月25日 (※英語版は2012年10月11日に発売)
  • 【ページ数】395ページ
  • 【著者】キーティング・ジーナ
  • 【翻訳】牧野 洋

本書は2012年までの内容なので、NETFLIXが日本に入ってくる前(日本への参入は2015年)のお話なんですが、冒頭数ページに渡って、日本語版限定ページとしてその後の様子について書かれています。

目次は次の通りです。

【日本語版特別寄稿】

史上初のグローバルインターネットテレビ

プロローグ

第1章 暗闇でドッキリ

第2章 続・夕陽のガンマン

第3章 黄金狂時代

第4章 宇宙戦争

第5章 レオン

第6章 お熱いのがお好き

第7章 ウォール街

第8章 キック・アス

第9章 我等の生涯の最良の年

第10章 帝国の逆襲

第11章 Mr.インクレディブル

第12章 真昼の決闘

第13章 大脱走

第14章 勇気ある追跡

第15章 ニュー・シネマ・パラダイス

エピローグ

「NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」より引用

本の要約

NETFLIXは1997年に、DVDのレンタル事業をメインとしてスタートしました。そこからレンタル市場でシェアを勝ち取っていくためのいきさつについて、詳細に書かれている本です。

NETFLIX側の話だけでなく、その当時ライバル関係にあった企業の視点からも書かれていて面白いんですよ。

本の内容は、日本に上陸する前の2012年までなんですが、現在の主力事業である動画のストリーミングサービスに関しても、その事業を始めた経緯などが書かれています。

著者について

この本を書いているのは、経済ジャーナリストのキーティング・ジーナさんという方。

Amazonの商品ページには次のように書かれていました。

フリーランスの経済ジャーナリスト。米UPI通信、英ロイター通信に記者として在籍し、10年以上にわたってメディア業界、法曹界、政界を担当。独立後は娯楽誌バラエティ、富裕層向けライフスタイル誌ドゥジュール、米国南部向けライフスタイル誌サザンリビング、ビジネス誌フォーブスなどへ寄稿している。本書は処女作に当たる。

AmazonのHPより引用。
わてぃー

NETFLIXの内部のことが詳細に書かれているので、てっきりNETFLIX内部の人が書いた本だと思っていました。。。

本の内容としても、NETFLIX内部の方へのインタビューなどを通じ、詳細に書かれてるので、とても”リアル”です。

臨場感が伝わってくるので、読み応えのある内容になっていますよ〜。

この本を読んで感じたこと

この本を読んで感じたことが、2つあります。

  • 自分の信念を貫くことの大切さ
  • アメリカで起こったことが日本でも起こる可能性がある

一つずつ説明していきます。

自分の信念を貫くことの大切さ

この本では次のような文章が出てきます。

「本当にすごいのはリードの勇気だ。何千万人もの契約者を遠ざけてしまうリスクを承知で、正しいと思うことを実際にやってのけた。自分の信念を貫き通したのだ。〜中略」

「NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」より引用

この言葉は、1997年のNETFLIXの共同創業者であるマーク・ランドルフさんが、自身のブログで2011年に書かれた内容です。

2011年当時、NETFLIXの主力事業であったDVDの宅配レンタル(本の中では”郵便DVD”)は、すでに会員数が数千万人もいました。

そんな中、CEOのヘイスティングさんは、主力のDVD宅配レンタル事業をNETFLIXから分離させて、2007年に立ち上げた・ストリーミングサービスに集中するという決断をします。

わてぃー

品揃えも今ほど充実していなかったストリーミングサービスに経営リソースを集中させるのは、本当にすごい決断です。

だって、多くの契約者からの反発が来るだろうし、数千万人もいるNETFLIXの契約者が解約してしまうことも考えられますよね。

そういう状況でもヘイスティングさんは、必ず成功すると信じて、ストリーミングサービスにシフトしていきました。

結果的には、大成功だったわけです。(私の生活にもNETFLIXは、なくてはならないものになってます)

やはり自分の信念をしっかり持つことは、本当に大切です。

信念を持たないと、自分の行動に対して意義を感じられないと思いますし、何よりモチベーションも上がらないですよね

ぜひ未来を見つめながら、自分の信念を持って仕事に取り組みましょう。

アメリカで起こったことが日本でも起こる可能性がある

本書の最後に次のような文章が出てきます。

本書の中の物語は日本の未来を予言している。

「NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」より引用

訳者の牧野さんが「あとがき」として書かれているんですが、本書に登場した出来事は、遅かれ早かれ日本でも起こるかもしれないんですよね。

具体的には、アメリカ版のTSUTAYAだったブロックバスターは、NETFLIXとの競争に敗れ、2010年に経営破綻してるんです。

他にも、本書の内容として登場していませんが、レコード大手タワーレコードが2006年に倒産したり、書店大手のボーダーズが2011年に倒産したりしています。

でもレンタル屋さんや書店とかって、日本だとまだまだ健在ですよね。

もちろんアメリカで起こったことが、全て日本で起こるとは限りませんが、日本でNETFLIXが流行っているように、アメリカで起こったことは、近い将来日本でも起こる可能性はあります

だからこそ、アメリカのデジタル業界の動向を注目しておくのは、とても大切だと思います。

まとめ

「NETFLIX コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最強IT企業」は、今や日本ではお馴染みとなったNETFLIXの創業秘話が書かれているとても面白い本でした。

仕事をする上で、ヒントになることがとても多いので、NETFLIX好きだけでなく、サラリーマンの方にもぜひ読んで欲しい一冊です。

ぜひ読んでみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました〜

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この記事を書いた人

わてぃーのアバター わてぃー 副業ブロガー✖️ラジオパーソナリティー

20代後半のサラリーマンです。平凡なサラリーマンからの脱却を目指して、ブログや音声配信に挑戦しています。
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