どうも!わてぃー(@watalog2020)です!

最近なんかモチベーションが上がらないなぁ
という風に悩んでいませんか?
そんな人にぜひ読んでもらいたい1冊があります。
あの有名なアニメーション企業PIXARについて書かれた本で、内容をまとめると次のような感じです。
かつてどん底の状態にあったPIXARという会社が、いかにして世界一のアニメーション企業まで成長したのかについて、当時の財務担当者(筆者)の目線から詳細に記されている本。
この本は、色んな人に見てもらいたいのですが、特に読んで欲しい人は次のような人たち。
- PIXARのアニメーション映画が好きな人
- スティーブ・ジョブズを知っている人
- 最近仕事へのモチベーションが上がらない人
この記事では、本の要約や目次、著者の紹介をし、記事の後半には個人的に気になった部分についても解説していきたいと思います。
すでにこの本を読んでいる人は、内容の復習として
まだこの本を読んだことがない人は、この記事を読んで興味を持ってもらえたら嬉しいです。
PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話 について
本の概要と目次
- 【発売日】 2019年3月15日(英語版は2016年11月1日に出版されています)
- 【ページ数】 320ページ
- 【著者】 ローレンス・レビー
- アマゾンベストブック of 2016 (ビジネス&リーダーシップ部門)
- フォーチュンが選ぶフェイブリットブックof 2016
この本は元々2016年11月1日に英語版で出版されており、そのタイトルは次の通りです。
日本語訳のタイトルだと表記がありませんが、英語版のタイトルにある通り、この本ではスティーブ・ジョブズとのやりとりが何度も登場し、リアルに描かれています。
日本にいると、”世界一になった後のPIXAR”しか知らないという方も多いのではないでしょうか。



私も実際にこの本を読む前までは、”以前のピクサー”を知りませんでした。
この本を読んで初めて、「PIXARはこんな大変な状況だったのか・・・」と感じるようになるはずです。
本書は、ビジネス書という扱いになっていますが、筆者の体験を元に書かれている内容なので、エッセーに近くパラパラと読み進めることができますよ。
この本の目次は次のようになっています。
第1部 夢の始まり
第2部 熱狂的な成功
第3部 高く飛びすぎた
第4部 新世界へ
「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」より引用
目次だけを見ると、抽象的な言葉が並んでいるので、どんな内容なのか分からないと思いますが、本の要約は次の通りです。
1994年末のピクサーは、アニメーションに関して素晴らしい技術を持ち、またスティーブ・ジョブズから5,000万ドル近くを出資してもらっているのに、赤字の企業だった。そんなピクサーを救う救世主としてスティーブ・ジョブズは、この本の著者であるローレンス・レビーを招聘した。
ローレンスはピクサーの財務責任者として、ピクサーの財務面の問題を解決しようとしていくが、そこには様々な壁が立ちはだかっていた。
ピクサー内部の問題やディズニーとの関係など、多くの問題を一つずつ乗り越えていく様子がリアルに描かれている本である。
1994年当時のピクサーには、多くの問題がありました。そんな時に救世主として呼ばれたのが、著者のローレンス・レビーです。
今でこそピクサーは、毎回ヒット作を生み出している世界一のアニメーション企業ですが、現在に至るまでには大変な苦労があったのだと、この本を読むことで感じることができます。
著者のローレンス・レビーについて
ローレンスさんはピクサーの最高財務責任者として転身しますが、その以前は弁護士をしていました。
ピクサーを数十億ドルの規模の会社に成長させた後、会社員生活に終止符を打ち、東洋思想や瞑想のような哲学への道へ。
この本にも登場してきますが、実際にローレンスさんは、東洋思想や瞑想を広めるために「ジュニパー基金」というものを立ち上げています。
本当にエネルギッシュな方だと感じました。
残念ながら日本語には対応していないサイトなのですが、瞑想に役立つ情報や瞑想を実践するコースなども提供していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
今瞑想などを日々実践している私にとっては、とても興味深く、早く日本語に対応してくれないか願うばかりです。
印象に残った部分
本書で個人的に印象に残った部分について、2点紹介していきます。
自分が置かれた現状を嘆いても仕方がないということ
本書では、次のような一文が出てきます。
私は、配られた手札を嘆いても始まらないと若いころに学んでいる。〜中略〜「駒がいまどう配置されているのか、それを変える術はない。大事なのは、次の一手をどう指すか、だ」
「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」より引用
著者のローレンス・レビーがピクサーに入社した当初、ピクサーの置かれた状況はとても厳しいものでした。
そんな状況にローレンスは一度は挫折しそうになるのですが、(ローレンスの)かつての師に教わった言葉を思い出し、自分にできることを一つずつ実行していくことで、この難局を乗り越えていったのです。
私もそうですが、皆さんも普段仕事をしていて、壁にぶち当たったり、行き詰まったりすることがありますよね?



こんな状況じゃ無理だよ・・・
今の条件では厳しいなぁ・・・
「こんなふうに仕事が上手くいかないのは、自分が今置かれている状況のせいだ!」と思うことありますよね。(私もそんな時あります)
でも、そういう状況を嘆き、立ち止まるのではなく、次の行動をどう移していくかが仕事においては非常に大切です。
これって基本的なことなんですが、この本を読んで改めて「今の自分は出来ているのか?」と考えるきっかけとなりました。
なので、今仕事で行き詰まっている方やモチベーションが上がらない人には、ぜひ読んで欲しい1冊です。
会社は成功すると保守的になってしまう?!
本書では次のような一文が出てきます。
会社は、成功すると保守的になる。創立当初はたしかにあった創造性の炎が、成果を求める圧力で消えてしまう。成功すると守るものが増え、同時になにかを失ってしまう。
「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」より引用
著者のローレンスさんによれば、企業が成長し、大きくなればなるほど、社内を統制する動きが強まり、階層秩序と官僚主義が浸透してくるとのことです。
そうなると、自由な発想は殺され、イノベーションは起こりにくくなってしまうと述べています。
ピクサーはそこのクリエイティブな側面を重視し、大事にしてきたからこそ、数々のヒット作を生み出し、世界一のアニメーション企業になったのです。
たしかに組織が大きくなればなるほど、守るべきものが増えていくので、どうしても保守的になってしまいますよね。
自由な発想やアイデアを考えても、リスクのことばかり考えてしまい、行動しづらくなってしまいます。



私も自然と保守的になっていたのかもしれないです。
今後は、「自由な発想やアイデアを常に考えること」を意識し、行動していこうと思います。
考えることを辞めてしまったら、自分の成長も止まってしまいますからね。
まとめ
「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」は、ピクサーについて書かれているので、非常に親近感があり、読んでいて楽しいと思える本でした。
- PIXARのアニメーション映画が好きな人
- スティーブ・ジョブズを知っている人
- 最近仕事へのモチベーションが上がらない人
こういった人たちにぜひとも読んで欲しい1冊です。
普段サラリーマンをしている人にとっても、役に立つ・ヒントになることが見つかるかもしれないので、おすすめ。
最後まで読んで頂きありがとうございました〜
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